純情ラバーズ






ぽかん顔の柴くん。


その顔を見て、しまった、と思った。



梅雨の時期だったか、柴くんと話して氷野くん情報を得たんだよね。


それで、柴くんは氷野くんとわたしの関係に疑問を持っていたわけで……。



にっと口角を上げた柴くんに、思わず唇をかんだ。



「やっぱ茅ヶ崎、氷野が好きなんだ?」


「……っ!」



その瞬間、わたしたちふたりの間に黒い影が落ちた。



「?」



なんの気なしに見上げると、怖い顔をした先生が立っていた。


ひいっ!? ぐにの顔、怖すぎ!!



「仲いいなぁ、柴と茅ヶ崎」