その立場に甘えてたつもりはなかったけどたぶん、確実にその報いがきたんだ。
気持ちを伝えるのが、遅かった。
氷野くんにとって、特別な人がいる。
「夏休み明けには、八高祭の準備も始まるし! テンション下げないでよ〜」
ありちゃんがわたしを励ましてくれているのが、わかる。
うん、大丈夫だよ。
わたしはきっと、強くなってみせる。
「もうそんな時期かぁ。 2年生って模擬店だよね! 楽しみ〜!」
「そうそう、定番だけどカフェとかしたいよね〜」
「楽しそう! あとお化け屋敷とかもいいなぁ」
八高祭。
1、2日目が文化の部で、3日目が体育の部。



