純情ラバーズ






「たこやきの材料なに買うー?」


「たこは欠かせないでしょ〜! あとチーズとウインナーと……」



たこやきに必要な材料をあげながらドアを開けたところで、わたしは口を結んだ。


うしろからありちゃんが「どうしたの?」とつついてくる。



「……氷野くん」



ちょうどカギを閉めている最中の氷野くんがいた。



細身の黒色のパンツに、淡い青色のシャツはおっている氷野くん。


そして、休日限定のメガネ姿。



か、かっこよすぎる……!!



「もも、久しぶり」


「お、お久しぶりです」



氷野くんと会うのは、告白して逃げた日、以来だな……。


そう考えると、体が硬直して、前みたいな敬語になってしまった。