純情ラバーズ






氷野くんが、上の空……?


なにか、考えごと?


きっとわたしなんて関係ないのに、思考はどうしても。



もしかして、わたしの告白のことを考えてくれてるの……?


なんて、方向にいってしまう。



「それと、百華ちゃんは関係ある?」


「ど、どうでしょう……」



告白が聞こえてたかなんてわからないし、断言することもできない。


氷野くんがなにか悩んでいるなら、話だけでも聞きたいな……。



「あのさ、百華ちゃんに聞いていいのか、わかんないけど……」


「?」


「蒼くんって、彼女いるの?」



その瞬間、何気なくコップに触れていた手がふるえた気がした。