純情ラバーズ






どんなときにも、弱さがでてしまうから。



「今日、真琴は学校休みでさ、久しぶりにひとりで帰るんだよね」


「そ、そっか……」


「図書室いってみたら、もも見かけたからストーカーぽいことした。 ごめん」



氷野くんがこっちを向き、申し訳なさそうに小さく頭を下げた。



……なんて、言ったらいいんだろう。



わたしも氷野くんと話したかったよ。


いっしょに帰るの楽しいもん。


氷野くんと帰る時間はあっという間なの。


好きな気持ちは消えないんだ。



だから諦めたくなんか、ないんだよ……。



「もも?」


「……好き」