「逃げぐせって、氷野くんを避けてるってことでしょ?」
「うん……」
「避けてるってことは、いつも氷野くんを視界に入れてるって証拠だもんね」
ありちゃんの言葉で、わたしは自分の想いをさらに強く自覚した。
氷野くんを避けることができるのは、逆にカレを視界に入れているから……。
なんだ、わたし。
ほんと諦めが悪いなぁ……。
「いろいろうるさく言うつもりはないけどね。 夏休みに入るし、楽しもうよ」
「そうだ! ありちゃんとお泊りしたいー!」
この前、ドーナツを食べにいったときに、話してたんだよね!
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…