純情ラバーズ






暑そうに目を細めながら、そう言った氷野くん。


そんな姿もかっこいい……じゃなくて!


"真琴"って……いつだったか、茜さんと会ったとき、聞いた名前だ。



「いとこなんだけどさ、ひとつ年下のくせにやたら俺を頼ってくんの」


「へ、へえ、そうなんだ」


「あいつ友達できてないのかもなー」



氷野くんがこう、わたしにいろいろ話してくれるのはうれしい。


だけど、もやもやする。


同時に、今朝、氷野くんちに来ていた女の子を思い出した。



……つながる、気がする。


と、思ったとき。



「あおくーん!? なんで先に帰るのよー!」