純情ラバーズ






「なんか久しぶりな感じするな」


「そうだね……!」



テスト期間の間は、学校に残って勉強したり、ありちゃんと寄り道したりで氷野くんと帰ることはなかった。


さっきもバイトまで時間があるありちゃんと話してて、別れたばっかりだった。


今はもう部活が始まっている時間だから、げた箱に生徒の姿はない。



「氷野くん、なにしてたの? いつもより遅いよね」


「あー、うん」



げた箱から出ると、太陽の日差しが照りつけてくる。


梅雨みたいなじとっとした天気よりはいいけど、暑いなぁ……。



「真琴が図書室行きたいって言ってきて」