純情ラバーズ






「えっと、あー、やっぱなんでもない! ごめんね!」


「えー、なにそれ〜」


「わたしの見間違えかもしれないし!」


「だから、なにがなのよー」


「また話すから! ごめん!」



ありちゃんは「変な百華〜」とだけ言ってそれ以上触れてこなかった。


さすがありちゃん、察してくれたのかな。



氷野くんにさりげなく聞く……とか、高度なことはわたしにはできない。


だからもう、直球で聞くしかない!



「わっ、え、氷野くん!?」



放課後。


タイミングよく、げた箱で氷野くんとはち合わせた。


毎回思うけど、心の準備させてください!