これから、勉強がわかんなくても塾なんて行けないし、授業からがんばらないと!
そして、午前が古典の授業で終わると待ちに待った昼休みがやってくる。
「あ、茅ヶ崎(ちがさき)〜」
古典の文法書をロッカーにしまうために廊下へ出ると、誰かに呼び止められた。
声の主へ体を向けると、まず英語の教材やプリントが目に入った。
「……なんですかその大荷物」
「ん〜? いつもこんな感じだろ」
わたしのクラスの担任の大国(おおぐに)先生。
背はひょろっと高くてアニメが好きな26歳。 大学生にしか見えない。
雰囲気イケメンで、生徒たちに人気だ。



