純情ラバーズ






懐かしいことを思い出すと、ひとりでいても笑ってしまう。



……うん、大丈夫だ。


これからも、普通に氷野くんと話せる。


好きに、なってもらえるように、がんばるんだ。



ってかさ、ウワサするくらい氷野くんが気になってるなら、自分から話しかけてみればって感じだよね!


……まあ、わたしだって、お隣さんにならなかったら今頃まったく接点なかっただろうけど。



だから、これはチャンスなんだ。


がんばるよ、わたし……!



なんて、悠長なことを言っていられるのもこの日までだった。



「!?」



期末テストが終わって、通常授業が始まる水曜日のこと。


ついでに、7月に入って、暑さのきびしい夏を迎えた。