「楽しそうだな、茅ヶ崎」
「うん! ごはん3杯いけそう!」
お昼ごはん、お弁当じゃ足りない勢い!
もっといっぱいおかず入れてくればよかったなー!
「それは、すげえな……」
あっ、引かないで!!
と思った直後、教室に先生が入ってきて、柴くんは席に戻っていった。
あー、わたしが大食いだって思ったかな。
とんだ誤解を与えてしまった……まっ、今はほんとにごはん3杯いけるけど!
氷野くん、野球部だったからあんなに運動神経よかったんだなぁ。 納得!
変わらず外は雨が降っていたけど、わたしの心はうれしさで晴れていた。