手でぱたぱたと顔の熱を冷まして、わたしも教室へ入った。
ありちゃんに「遅かったねー」と言われ、ぽやんとした頭のままうなずいた。
ど、ドキドキがおさまらない……!
そんな夢見心地のまま、1限を受けた。
「なー、茅ヶ崎ー」
「し、柴くん!」
1限のあとの休憩時間、柴くんがわざわざわたしの席までやってきた。
氷野くんのこと聞かれるのかな……。
「氷野って、茅ヶ崎のこと好きなの?」
「!?」
えええ!? ものすっごい変化球きた!
柴くん、ごめんけど、意味わかんない!
逆に、茅ヶ崎って、氷野のこと好きなの?って聞かれるなら、わかる。



