純情ラバーズ






ドキッと心臓が跳ねた。


わたしは氷野くんという単語に、過剰反応しすぎてしまう。 ま、今さらどうしようもないけど。



「な、なんで柴くん、知ってるの?」


「いやー、練習前とか、見かけるから」



な、なるほど……!


いや、なるほど、じゃないわ!!


グラウンドから見えるなら、わたしと氷野くんがいっしょに下校してるのもけっこう見られてる!?



それってあんまり……ってか、かなりよくないよね。


いつかほんとに、うちに女の子たちの襲撃がくるかもしれない。 やばい怖い!



「ふたりって接点あったかなーって、単純に疑問に思ってさ」


「えっ、あ、うーん……やっぱりそれ、見間違いじゃないかなぁ」