純情ラバーズ






わかる、とうなずく氷野くんに思わず笑みがこぼれる。


あー、なんか、いちいち好きだなって自覚する。



よし! もう周りのことは気にしないようにしよう! キリがないしね。


もうすぐで学校に着くし、気にするほうが自意識過剰みたいだもん。


見られてるのは、氷野くんだし!



「鈍そうなももでも気づくんだ〜。 周りからの視線」


「へっ!?」



氷野くん、今なんと……!?


げた箱前でカサを閉じながら、氷野くんを凝視してしまう。



「俺の顔になんかついてる?」



すると、氷野くんまでわたしをじっと見てきて、顔まで近づけてきた。


ほんと、無自覚ってタチ悪すぎ……!