純情ラバーズ






それから、パタンとドアが閉まる音。


え、急にふたりきり!? わたし、そんなに順応性高くないんですけど!



「え、江藤くんって、ほんと茜さん大好きなんだね……」



沈黙に耐えられないわたしは、江藤くんの話題を出す。


すると、わたしをちらりと見て、あきれた顔をする氷野くん。



「あれのどこがいいんだか」


「お姉さんなのに……」



氷野くん、反抗期なんだろうか。


男の子の反抗期、というか思春期って言うのかな。 わたしにはよくわからない。


……っと、待てよ。 思春期ってわたしも当てはまるんじゃ……あれ?



「今日は悪かったな。 結のくだらないことにつき合わせて」