次の授業が体育らしく廊下には5組の生徒がぞろぞろと歩いている。
その中でもひときわ目立つのが氷野くん。
「クールだなあ、相変わらず……」
「前から思ってたけど、あれってクールなの? あくびしてるけど」
ありちゃんの疑問はわたしの右耳から入り左耳から出ていく。
氷野 蒼(あおい)くん。
黒髪が爽やかで、クールで無口。 すこし気だるげなのもかっこいい。
女の子から注目の的の、かんたんに言うと八高の王子様だ。
「頭もいいなんて、氷野くんかっこよすぎでしょ……」
神様は不公平だって思うほど、氷野くんはハイスペックな男の子だ。



