純情ラバーズ






わたしが持ってきたし、ここは江藤くんにプリンをあげよう。


そう思ってプリンを差し出すと、江藤くんの顔がぱあっと明るくなった。



「ありがとうももちゃん! 天使!」


「て、天使……? あ、いえ、気にせずに食べてください」



テンションの高い江藤くんに苦笑いしつつわたしは落ち着きなく正座する。


ああ、人の家って緊張する……しかも氷野くんだし、心臓に悪いよこの状況。



「あ……」



わたしの緊張が続いている中、すこし緊張が和らぐことが起こった。


テーブルに完食したプリン、床にはごろんと寝転んでいる氷野くん。



「氷野くん寝てる……?」


「あ、ほんとだ。 蒼ってほんと昼寝好きだな〜」