純情ラバーズ






あっけらかんとそう言った江藤くん。


さっきは肩を落としてたのに、なんで全然大丈夫ー!って感じになってるの!?



「だったら、よかったです……」



お姉さんの話は無視する氷野くんが、江藤くんを招き入れるのかなぁ。


なんて思ったけど、あえて口にすることはしないで、いつもの通学路を歩いた。



「2階なので、上がってください」


「わー! ほんとに蒼の隣か! すげ〜」



そう言ってから楽しそうに階段を上がっていく江藤くん。


「隣部屋とかエロいな〜」なんて意味不明なことを言う江藤くんを無視して、わたしも階段を上がる。