「ももー?」
「……なんですか」
「あ、聞こえてた。 じゃあいいや」
満足そうな声でそう言うと、氷野くんはやっとわたしから離れてくれた。
途端に、ふーっと長く息をはく。
あーもう! 氷野くんなんなの! ドキドキしすぎて体力消耗するんですが。
ぜったい無自覚だよね、あの行動……。
「……よし、盛りつけだ!」
カレーをお皿に入れてサラダも盛りつけると、部屋へ運んだ。
きちんと座って待っている氷野くんがなんだかかわいい。
「どうぞ!」
「いただきまーす」
これまたきちんと手を合わせた氷野くんがかわいくて、きゅーんとなる。



