あ、危なかった〜〜!!
ほんっとに危なかった!!
カレのことは好きな人というか、憧れの人と言ったほうが正しいのかな……。
あああ、わたしのアホ! 言葉には気をつけなきゃ……!!
「百華ほら、ひとり暮らしには十分な広さでしょ? いいわね〜」
「あっ、そ、そうだね! 学校から近いっていうのがなによりいいよね!」
「その話はさっき終わったわよ?」
「ひえっ……なんでもない!! わたし課題してくる!」
声が裏返りながら席を立つと、イスに小指をぶつけて涙目になる。
いったあ……!!
地味にドジな自分がいやだ!!