10%

青春・友情

明紫/著
10%
作品番号
1105914
最終更新
2016/05/02
総文字数
27,720
ページ数
47ページ
ステータス
完結
PV数
14,772
いいね数
0
 俺の10%

 いつだって心の中でくすぶる
 手をのばすかどうかそれすらも確かじゃない


 あたしの10%

 手に入れたくていつだって必死
 だけど背伸びしたってお洒落したって
 彼は背中をみせてばかり


 人の心の10%
 
 いつだってみんな 誰かに焦がれる




 2012年3月18日~3月28日 明紫

 2014年9月15日 再掲載


 レビュー頂きました。ありがとうございます!

かわせつきひと様
葉月紗羅様

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この作品のレビュー

★★★★★
2014/09/17 17:14
投稿者: 葉月紗羅 さん
苦い、だから素敵な恋の物語

古い映画館 華やかな水族館 レトロなセピアの色彩と 海の優しく深い青の世界で織り成す 男女それぞれの青春の恋模様 それぞれの10%の行方は… 丁寧な心理描写を、情景が更に引き立てていて、短編ながら読みごたえがあります。 大人への過渡期のもどかしさを感じられる、 青年にも壮年にも読んでいただきたい作品です。

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★★★★★
2014/09/15 21:58
投稿者: かわせつきひと さん
叱られた気分

恋が成就して初めて気付く事は沢山あるけれど、逆に無くしたからこそ見えてくる物だって沢山あると思うのです。 奇しくも同じタイミングでそんな状況になった二人が、だからこそ相手の心の痛みを理解して一種の友情のようなものを感じとる様子が凄く良いと思いました。もしかしたらもう2度と交わらないかもな様子も、殊更青春を感じさせて凄くいい♪ 余談ですが、人妻って口説くの禁止の前に、好きになることも禁止でした。なんか明紫さんに叱られた気分(笑)

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この作品の感想ノート

夢幻キリコ様。

 こんにちは~。いつもありがとうございます!

 大介、気がありそうに読めましたか?あら(汗)作者としてはそんな気持ちはなかったのですが・・・。うーんと、彼にしてみたら、それほど好きになれる、ということが不思議だったのです。だから芽衣と話がしたかった、というレベルのつもりです。
 芽衣は頑張りましたけれどもねえ~・・・でも現実ってそんなものですよね。彼女は好きな人が出来て、背伸びをすることを覚えましたね。でも背伸びは所詮背伸びです。いつかは疲れてしまったことでしょう。彼らはこれからもいい恋愛をしてくれると期待してます。
 妙子さんのその後!?うおー、全然喋らなかったんですよ、彼女は。強烈なショックはあったでしょうけれど、受け止めたと思います。だって夫婦のことは自分でどうにかするしかないでしょうから。ただ大介に申し訳なく思ったかもしれませんね。わかりませんが。
 ありがとうございました。

明紫さん
2015/08/30 16:50

葉月紗羅様。

 うおー!前回のも今回のもレビューに感想にとどうもありがとうございます!優しい・・・さすが葉月さん。
 最近は、このころのよく書けている自分が羨ましいくらいです(笑)私もこれを転載してからまた水族館に行きたくなってしまい、土曜日にいきました。あははは。映画館も今はないのですが行けるならば行きたいです。
 ありがとうございました。

明紫さん
2014/09/18 15:16

うわ~い!再掲載ありがとうございます♪

何度も読んでますが、何度読んでも切なくてイイです。
背景描写が綺麗で。
言葉少なでも心情がありありと読めて。

前回の感想とレビューに色のことを書きましたが、やはり何度読んでも鮮明に色が浮かびます。
古い映画館のセピアなイメージと水族館の深い青。
華やかさが止んだ静かな閉館前だからこそ、人物の心理が浮かび上がるのかな~なんて思いながら読んでます。

いつもいつも素敵な作品をありがとうございます!

2014/09/17 15:05

この作品のひとこと感想

すべての感想数:9

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