夢ノ夢子のズルい罠


何処の学校にも必ず存在すると言われている、ラヴハニートワイライトゾーン――。


「ねぇ、この間の返事を聞かせて――」


「この間って、いつの事かな――」


「んもぅ、そうやって焦らすのね――私だけじゃなく、他の娘にも同じ事してるんでしょ――」


「さぁ、どうかな――」


「いつもそうやってはぐらかすぅ――このままだと私、恋の暴走列車になっちゃうぞっ――」


そう言って女は逆壁ドンを敢行し、なし崩し的に男の胸に顔を埋め、戦略的な指使いでくねくねと心臓をまさぐる秘技、オルタナティブシュガーフィンガーストローク「改」を繰り出す――。


「あっはははっ――全く困った子猫ちゃんだ――」


リョウジにも勝るとも劣らない甘いセクシーヴォイスを女の三半規管に響かせ、男はスピンドルスラッシュターンを発動し、立ち位置を逆転させた――。


「本当に俺だけの女にしていいのかい――知ってるよ、他の男達からもコクられてるんだろ――」


「それは――」


「それって、俺にヤキモチを妬かせているのかい――健気過ぎるよ、そんなキミを俺が独占する――」


「やべぇ――躰が熱くなっちまう――もうこの世がどうなろうと構わない――」