めっちゃ好きなんだって。



あの別れる日に。



『あぁ、もう本当に終わるんだろうなっ………。』



って、どこか分かってた。



もう、あたしの隣にあんたが立つことはないんだろうなって。



もう、その優しい手があたしの手を包むことはないんだろうなって。



もう、あんたがあたしに笑顔をむけてくれるってことはないんだろうなって。



分かってたんだ、何もかも。



あたしが壊してたことも知ってた。



それでも、認めたくなかったんだ。



また、あたしは自分で『幸せ』を壊したんだって。



また、あたしは大切なものを失くしたんだって。



あたしは神様にも愛されてないみたい。



あたし、なんで生まれた??



人を壊すもの??



大切な人を失わせる不良品??



あたし、ただあんたを守りたかっただけなのに。