サッカー少年。






サッカーになると、誰よりもムキになって真剣なあんた。



だから、なのかな??



あんたの口調が『サッカー』に対しては映ってんだ。



上手い人が居れば、褒めるし。



下手な人が居れば、あーすればいいのに。こーすればいいのに。



一緒に居る友達が呆れるぐらいに、サッカーについて話す。



それでも、どこかサッカー中心の会話からあんたが中心の会話になって。



それで、聞いてる友達はもっと呆れるんだ。



「本当にその人の話しかしないね」



って。



『そーなんだよねー。呆れるぐらい、自分にイラつくぐらい好きなんだよねー。』



って。



これが毎日のあたしの会話。



知らないよ、わっかんないよ。



なんで、なんで、なんでっ!?



イラついて、不安になって、ムカついて、淋しくなって。



理由なんか思い浮かばないんだって。



何もないんだよ、あんたを好きなだけだから。