アバター

通路の警官たちは目がみえず耳も聞こえず、うろたえて壁や人にぶち当たっている。

「突進!」

石井部隊は警官を掻き分け一気にサイバー対策室を通りすぎ、階段の踊り場に出た。

下の階段から数人の足音が聞こえる。

「百地、北条!」

百地は下の階に銃口を向ける。北条は壁を盾に通路に銃口を向けた。
隊長と渋谷は上の階段を用心深く上がっていく。その後ろに身を屈めて磯山と石井が着いてきている。

パン! パン!パン

下で百地と北条が威嚇射撃をしている。

六階の踊り場に出た渋谷は手鏡で左右の安全確認する。

「5名の警官が銃を抜いて、長官の部屋をガードしています」

隊長が音響閃光弾を出した。

隊長が右の通路に転がした。

ゴロゴロと警官の方に転がる。

5名の警官がそれを見る。

「アッ!」

バン!