朝陽が注ぎ込んでいる。

東向きのこの窓はこの朝陽で起こされることもしょっちゅうたけど、この季節はポカポカと体をあたためてくれるので嬉しいものだ。


まだ完全に開いていない目をこすり、コロン、と寝返りをうつ。このままもう一度眠れたらどれだけ幸せだろうと思うが、そうはいかない。

今日は月曜日。

また一週間が始まるのだ。まだ寝ていたい、と訴える体を無理やり起こし大きく背伸びをする。

壁に掛けられた時計は、六時半を指していた。


……あまり眠れなかったな。

その理由はすぐにわかった。だけど一度その思いを消して準備に取り掛かる。

ただでさえ行動の遅い私にとって、朝は戦争なのだ。



お気に入りの黄色いマグカップにティーパックを入れ、お湯を注ぐ。

透明なお湯がじんわりと染まるのを待っていると、オーブントースターが小さく音をたててパンが焼けたことを知らせた。


パンにバターを塗り、砂糖を振りかける。最近ハマっている食べ方だ。