「休憩の時、来てたヤツは…?」 休憩の時……? 「あぁ、杉田くん?ただの友達だよ?」 「え、じゃあ呼び出しは?」 「あれは、杉田くんに友達になってって言われたの」 私の言葉を聞くなり、頭を抱えてしゃがみこんだ翔樹。 「なんだよ、俺の勘違いかよ……」 はぁーっと溜め息をついた彼を見て、聞きたかったことを口にしてみる。 「ねぇ、翔樹。 ずっと不機嫌だったけど…何かあったの?」 そう聞いた私に、翔樹と、いつの間にか近くにいた奈実先輩と拓は驚いた顔をする。 おまけに「は?」と声を揃えて。