「はい!しんみりしてる時間があるなら練習する!」 パンパンと手を叩きながら奈美先輩が言う。 それに部員が 「「「はい!!」」」 と応え、いつものように練習が始まった。 さっきあんなに寂しそうだったのに、今はイキイキしている。 本当に仲よくて、皆がバスケが大好きで…。 この皆で、もっともっと一緒にバスケ部として活動したい…。 だから、私に出来ることを精一杯やらなきゃいけないんだ。