私はふと息を吐いて、ニ雲に伝染るから断らないとと考えた。
連絡もできないし謝るだけ行こう。
立ち上がろうと後ろに手をつく。
するとダイニングから腕まくりをして、首元にタオルを掛けて顔を覗かせる都世知歩さんの姿が在って。
恐らく洗面所から戻って来た。
彼はじと目で口を開く。
「俺が行く」
「は?」
「衵、明らかに顔色悪いから。寝てろ」
「で、でも」
そんなことまで頼れないことを目で訴えると、彼は、ふふんと笑って先生ぶった。
「お粥。作り終えたら行くから、食べたらちゃんと寝ること。いいですね」
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