「どうした?」 光のお父さんが箸を止めた。 「今日、夕食どっかで食わね?」 ……何だ、そういう事か… びっくりした。 ここで言うのかと思った。 「ああ、たまにはいいな。外食なんて顔合わせの時ぐらいしかしてないし」 「いいわね。じゃあ今日はそうしようか」 光のお父さんも、お母さんも提案に賛成したみたいで。 光がこっちを見て、軽く頷いた。 …覚悟は、出来た。