「じゃあ、一応、外二着はキープということにして中はどうしましょう?」

「そ、そうですね。」

Tシャツでも良いし、Yシャツ…季節的にセーターでも良いかも。
あれこれ選んで、青木さんにあてがって…



なんだか、ものすごく楽しい!
今、私は青木さんを独り占めしてる。
青木さんは、私のいいなりだ。
このゲームのおかげなんだけど、それでも良い。
こんな機会は滅多にないんだから。



インナーの候補がなかなか絞れない。
だって、どれも青木さんに似合うんだもの。



「もし、気に入ったのが無ければ、他の店をみてみますか。」

「そ、そうですね。」



違う店を見て、素敵なセーターと靴を決めた。



「一応、決まりましたね。
バッグやアクセサリーも見ますか?」



あ、そっか。
そういうのを付け足しても良いんだ。
その分、まだ青木さんと一緒にいられるんだ。



「は、はい。見てみましょう!」

私達は、また別の階へ移動することにした。
最初は困ったゲームだと思ったけど、いざやってみると、とても楽しかった。
終わりに近付いて来たのが、名残惜しい程に。