「兄さん!早く!
シュウさんが…!」
「えっ!?」
兄さんはすぐに駆けつけてくれた。
「シュウ!どうかしたのか!?」
兄さんが声をかけても、シュウさんは首を振るだけ。
(あ……)
もしかして、シュウさん…具合が悪くて動いたりしゃべったり出来ないんじゃ…
「兄さん!病院に連れて行った方が良いかもしれない。」
「病院!?シュウ、具合がわるいのか?」
兄さんが、何も答えないシュウさんの腕を取り、自分の首にその腕を回した。
「さ、行くぞ!歩けるか?」
「あ……」
その時、シュウさんのハンカチが落ちて…
「え…?」
シュウさんの目と鼻の頭は真っ赤だった。
私達は、意味がわからず、ただ立ち尽くして…
シュウさんは、素早い動きで兄さんから腕を外し、ハンカチを拾った。
「な、なんでもないって。」
そして、またハンカチを顔にかけた。
「シュウ…もしかして……泣いてた?」
シュウさんは、激しく首を振る。
それを見て、兄さんは噴き出した。
(泣いてた…?シュウさんが?)
「トイレで顔洗った方が良いぞ。
男前が台無しだ。」
兄さんは、笑いながらシュウさんに声をかけた。
「う、うるさいっ!」
そう言ったかと思うと、シュウさんは目にも止まらぬ素早さで、駆け出して行った。
シュウさんが…!」
「えっ!?」
兄さんはすぐに駆けつけてくれた。
「シュウ!どうかしたのか!?」
兄さんが声をかけても、シュウさんは首を振るだけ。
(あ……)
もしかして、シュウさん…具合が悪くて動いたりしゃべったり出来ないんじゃ…
「兄さん!病院に連れて行った方が良いかもしれない。」
「病院!?シュウ、具合がわるいのか?」
兄さんが、何も答えないシュウさんの腕を取り、自分の首にその腕を回した。
「さ、行くぞ!歩けるか?」
「あ……」
その時、シュウさんのハンカチが落ちて…
「え…?」
シュウさんの目と鼻の頭は真っ赤だった。
私達は、意味がわからず、ただ立ち尽くして…
シュウさんは、素早い動きで兄さんから腕を外し、ハンカチを拾った。
「な、なんでもないって。」
そして、またハンカチを顔にかけた。
「シュウ…もしかして……泣いてた?」
シュウさんは、激しく首を振る。
それを見て、兄さんは噴き出した。
(泣いてた…?シュウさんが?)
「トイレで顔洗った方が良いぞ。
男前が台無しだ。」
兄さんは、笑いながらシュウさんに声をかけた。
「う、うるさいっ!」
そう言ったかと思うと、シュウさんは目にも止まらぬ素早さで、駆け出して行った。



