部屋に戻ると、スマホに着信が入ってた。
かけてくれたのは、純平君。
その名前を見ただけで、私の胸はキュンとなる。
(今日は、新人さんと買い物に行くとか言ってたけど、もう帰ってきたんだね。)
「わっ!」
電話をかけようとしたら、急に着信音が鳴って……
それは、まさに今かけようとした純平君からだった。
「はい。」
「あ、ひかりちゃん。
今、大丈夫?」
「うん。
さっきはごめんね。
お風呂に入ってたんだ。」
「ううん、僕の方こそごめんね。
何度も電話して……」
「私ね、今、純平君にかけようとしてたところなんだよ。
そしたら電話が鳴ったから、びっくりしちゃった。」
「同時だなんて…なんだか気持ちが通じてるみたいで嬉しいな。」
あははは……
なんだか、とっても良い気分。
まさに、ラブラブって感じじゃない?
純平君は声も話し方も穏やかだから、こっちの気持ちもほっとする。
(……幸せだなぁ……)
今の私を漫画で表すなら、目の中に星をきらきら煌かせて、周りに薔薇の花を散りばめたような感じだ。
完全な少女漫画の世界……
「ひかりちゃん……?
どうかしたの?」
「え……い、いや、どうもしないよ。」
「電話はこっちからするって言ってるじゃない。
メールで知らせてって、この前話したよね?」
「う、うん……」
私がすずめの涙程のバイト料しかもらってないことを話したから、純平君はいつも自分から電話をかけてくれる。
こういうところも優しいんだよなぁ……
「で、どうだった?
焼肉はおいしかった?」
「う、うん、すっごくおいしかったよ。」
そう言いながら、私はどうしようかと心の中で焦っていた。
もちろんそれはシュウさんや慎二さんのこと。
私はシュウさん達が来ることを知らなかったんだから、普通だったら話すよね?
そう思うのに、なぜだか決心がつかない。
「それはそうと、今日は良いものみつかった?
どこに買い物に行ったの?」
「え……あぁ、うん、今日はね……」
私はなぜだか話をはぐらかし……結局、私は最後までシュウさん達のことを話さなかった。
かけてくれたのは、純平君。
その名前を見ただけで、私の胸はキュンとなる。
(今日は、新人さんと買い物に行くとか言ってたけど、もう帰ってきたんだね。)
「わっ!」
電話をかけようとしたら、急に着信音が鳴って……
それは、まさに今かけようとした純平君からだった。
「はい。」
「あ、ひかりちゃん。
今、大丈夫?」
「うん。
さっきはごめんね。
お風呂に入ってたんだ。」
「ううん、僕の方こそごめんね。
何度も電話して……」
「私ね、今、純平君にかけようとしてたところなんだよ。
そしたら電話が鳴ったから、びっくりしちゃった。」
「同時だなんて…なんだか気持ちが通じてるみたいで嬉しいな。」
あははは……
なんだか、とっても良い気分。
まさに、ラブラブって感じじゃない?
純平君は声も話し方も穏やかだから、こっちの気持ちもほっとする。
(……幸せだなぁ……)
今の私を漫画で表すなら、目の中に星をきらきら煌かせて、周りに薔薇の花を散りばめたような感じだ。
完全な少女漫画の世界……
「ひかりちゃん……?
どうかしたの?」
「え……い、いや、どうもしないよ。」
「電話はこっちからするって言ってるじゃない。
メールで知らせてって、この前話したよね?」
「う、うん……」
私がすずめの涙程のバイト料しかもらってないことを話したから、純平君はいつも自分から電話をかけてくれる。
こういうところも優しいんだよなぁ……
「で、どうだった?
焼肉はおいしかった?」
「う、うん、すっごくおいしかったよ。」
そう言いながら、私はどうしようかと心の中で焦っていた。
もちろんそれはシュウさんや慎二さんのこと。
私はシュウさん達が来ることを知らなかったんだから、普通だったら話すよね?
そう思うのに、なぜだか決心がつかない。
「それはそうと、今日は良いものみつかった?
どこに買い物に行ったの?」
「え……あぁ、うん、今日はね……」
私はなぜだか話をはぐらかし……結局、私は最後までシュウさん達のことを話さなかった。