何度でもキミに初恋を

その日、帰ってきた私は、ちょうど剣人のうちから出てきた沙織さんに会った。

『あ、すずちゃん。お帰りなさい』


『沙織さん、ただいま。ねぇ、剣人(のおへそ)は大丈夫なの?』


私が尋ねると、沙織さんはサラッと言った。


『大丈夫よ。熱もだいぶ下がったし。びしょ濡れで帰ってくるから、風邪なんかひくのよね』