「う、うんっ!勿論だよぉ…」
上擦った声で、私は言った。
「そっか」
雅のその一言で、会話が途切れた。
気まずい空気になる。
どうしよう。
何か喋らないと。
何か言わないと。
雅を楽しませないと。
そうだ。
いつもみたいに、雅の好きな人について訊いてみたら、雅はいつもみたいに照れて顔を真っ赤にしてほっぺをぷっくりさせて怒ってくれるかもしれない。
そう、いつもみたいに。
だから私は、
「それはそうと、雅は好きな人いるのっ?」
と言った。
上擦った声で、私は言った。
「そっか」
雅のその一言で、会話が途切れた。
気まずい空気になる。
どうしよう。
何か喋らないと。
何か言わないと。
雅を楽しませないと。
そうだ。
いつもみたいに、雅の好きな人について訊いてみたら、雅はいつもみたいに照れて顔を真っ赤にしてほっぺをぷっくりさせて怒ってくれるかもしれない。
そう、いつもみたいに。
だから私は、
「それはそうと、雅は好きな人いるのっ?」
と言った。



