「はっ、はい!」




慌てて、私は立った。




皆の視線が、私の方に集まる。




嗚呼……は、恥ずかしいっ!!!




「か、片岡愛理ですっ!よ、よろしくお願いしますっ」




言う事だけ言うと、私は素早く席に着いた。




「じゃあ次ー木戸ー」




はあ…はあ…………。




あー…緊張したあ…………怖かった……。


緊張し過ぎて、死ぬかと思ったよ……。




うぅ……何か変な発音になった気がするし、すっごい噛んだり、どもったりした気がする…。




はあ…自己紹介すらまともに出来ないなんて…。