冷たい視線でそう呟いた雅。




その瞬間、私は屋上のフェンスに当たった。


雅が、私を突き飛ばしたのだ。




「っ!」




背中に衝撃が走る。


雅は、私を突き落とすつもりなんだ。




「死ね、死ねええええ!!!」




私の服を掴んで、私を落とそうとする雅。




雅に殺されるなんて。


なんて素晴らしいのだろう。


なんて素敵なのだろう。




とても、とても。




私にとっては、最高の、至福だ。