最初で最後の恋

屋上へ続く階段を上って、


屋上への扉を開いて、




私達は、屋上にやって来た。




空は曇りっている。


風の音が、少しうるさい。




「ねえ、雅…何があったの?」


「知りたい?


いいよ、教えてあげるようか?………全てを」




雅の、全て…………………?




にやりを笑う雅。




「聞きたい、教えて」


「分かった。


教えてあげる」




雅は語りだした。


“全て”を。