嫌だ。


ここにいたくない。




私は、すぐに校門を駆け抜けて、真っ直ぐ家に帰ろうとした。




「何か分かった事はありませんか」




と、沖本君のお母さんからメールが来ていた。




その時、私は思い出した。


いけない!


沖本君の携帯にメールするって、昨日私言ってたのに、まだメールしてなかった!




急いで、




「今、どこにいるの?」




というメールを、沖本君宛てに送信した。




♪♪♪




「え………………」