-帰宅後-



時刻は18:56。




「愛里ーご飯よー」


「はあーい」




一階でお母さんが呼んだので、私は一階に降りようとした。




とその時、私の携帯が鳴った。


誰からだろう……。


え…沖本君のお母さんから……?




「もしもし」


『あ、もしもし?愛里ちゃん?』


「はい、えっと…沖本君のお母さんですよね?


どうしたんですか?」


『実は、秀ちゃんが学校から帰ってきてないんだけれど…。


何か知らないかしら?


学校に聞いても今日は部活はなかったっていうし………』




その時、私は今日、雅に言われた言葉を思い出した。




-あのね、さっき沖本君から伝言もらったの!


-今日は一緒に帰れないだって。