その日も、私は沖本君の家に向かっていた。


その日はかなり暑くて、ノースリーブのTシャツに、ショートパンツ。




ジリジリと照りつける太陽。




もうすぐ沖本君の家だから我慢しよう。


沖本君の家は、きっとクーラーがついていて、涼しい。


そこで、思いっきり冷たいジュースを貰おう。




と、考えていた時。


沖本君の家から、怒鳴り声がしてきた。




「何が誤解だっていうんだよ!!」




そして、次に、ドンッ!という大きな音。




「気持ち悪いんだよ!!」




とまた怒鳴り声。


この声は…沖本君。