最初で最後の恋

-放課後-




私は、沖本君と一緒に沖本君の家に来た。


和風な感じで、それなりに大きい家。




「さあ、入って」


「お邪魔します」




家に入ると、その家独特の"ニオイ"が私の鼻にすうっと入ってきた。


沖本君の家のニオイは、どうやら私には苦手なニオイみたい。




「どうかした?」


「あ、ううん!何でもないよ」




階段を上って、沖本君の部屋に入る。


男の子の部屋に入るのは、実は初めて。


緊張、というより、あーこいつの部屋に入っちゃったぁ…うわあ、最悪って感じ。




「何か飲み物持ってくるよ。


何が良い?」


「あ、じゃあミルクティー…」


「分かった。じゃあそのへん座って待ってて」




バタン、と扉が閉まった。




そのへんって、どのへんよ。