「どういう………………?」




雅は、戸惑っているようだ。


私も、一年の時に自分の机に落書きされた時は、雅のように戸惑ったものだ。




困惑して、動揺している雅に、とある女子が話しかけた。




「きめーんだよっ」




と。




その声の主は、安藤さんだった………。




"やっぱり"、と私は思った。


やっぱり、安藤さんが。




でも、何故雅にそのような事をしたのかはよく分からない。




「円……………?!」




友達だったはずの安藤さんが、いきなり罵倒してきたので、雅は驚いているようだった。