「かしこまりました」




店員さんに注文し終えると、沖本君がいきなり




「この間は、ごめん」




と謝ってきた。




「この間って……屋上での事?」




流石に「雅に首を絞められた事」とは他のお客さんもいるので言い難かったので、私は「屋上での事」と表現した。


沖本君は、こくりと頷いた。




「何か、平井は変な勘違いしているみたいだけど…。


愛里は何にも悪くないからな。


それに、愛里は初めての彼女だから、大切にしたいし」


「えっ、初めて!?」