そう言いながらも、沖本君はまたアームを動かせる。


少しずつずらしながら。


すると…。




どすっとパンダのぬいぐるみが落ちた!




「やった!」




沖本君はパンダのぬいぐるみを抱きかかえると、私に渡した。




「ありがとう、沖本君!大切にするね」


「勿論!大切にしてくれないと困るな~」


「あはは」




そして、私達はゲームセンターを一通り楽しんだ後、喉が渇いたので近くのカフェに来ていた。




「私はアイスとアイスコーヒーで」


「じゃあ、俺もアイスコーヒー」