「そんなんじゃないですってばー」


「さあどうかな~?」


「もう!」


「嗚呼、そういえばこれ、今月の部活の予定表ね」




平泉先輩が、私に部活の予定表を渡してきた。


予定表には、いつ部活動があるか、等が書かれている。




「えっ。


今月こんなに活動があるんですか!?」


「そうなんだよ~。


彼氏とお盛んかもしれないけど、ちゃんと部活の事も忘れないでね~?」




平泉先輩は、また意地悪に笑った。


私が沖本君と予定が合わなくなってしまうので悲しんでいると思っているのだろう。


しかし、実際は全く反対で、沖本君と一緒に帰れなくなるから、良かったーと本気で喜んでいたのだった。