最初で最後の恋

「貴方は、沖本君のことがずっと好きだったていうけれど、


沖本君は私のことを好きだったの!


だから、私が奪ったわけじゃないわ、彼が私を選んだのよ!」




私が声を荒げてそう言うと、雅は一気に顔色を悪くさせた。




「だって……だって……!」




あれ?


ちょっと言い過ぎた?


でも、絶望の表情をしている雅もとっても素敵。


すっごく可愛い!




じゃあ、もうちょっと雅を突き落としてみようか。




「大体、気持ちを伝えなかった雅が悪いのよ!!


話はそれだけ?私、もう帰るから!沖本君も待っているし!」




最後の言葉が、雅の心にかなり深く刺さったようで、


雅は完全に絶望していた。




私は、その顔を一瞬だけ見ただけだけど、その顔を一生忘れないように目に焼き付けておいて、その場を去った。