最初で最後の恋

恥ずかしそうに謝る沖本君。


それも、何もかも全部、気持ち悪かった。




-帰宅後-




沖本君の手から解放されて、私はすぐに洗面所に行って、手を洗った。


小さい頃からたくさん手を洗ってきたけれど、こんなに洗ったのは始めてだ。




「落ちろ……落ちろ…………!」




この手の汚れも、


この手に残った気持ち悪い感触も、




「全部……落ちろ……!」




まるで呪われたように、まるで何かに取り憑かれたかのように、私は手を洗った。