とりあえず。






え?


なにごと?


「な‥‥也季‥‥‥‥‥‥」


おもわず近寄ろうとしたとき、
聞いたことのないくらい低い
也季の声が聞こえました。


「しつけえんだよてめえ殺すぞ」


ちら、ととんたの顔を見ると、
ぽかんとしています。

きっとわたしもおなじような顔を
していることでしょう。


周りの友達みんなが黙ってふたりを
見つめています。


そんな空気を感じているのかいないのか、
也季はこちらをちらりとも見ずに
じぶんより背の高いとんたを
睨むように見上げています。